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「わかりやすく、網羅的で、体系的に」を心がけて執筆された、現代日本語文法の長く愛される概説書。改訂版の刊行から30余年の間に研究が進んだ「役割語」等の説明を加えたほか、用例・例文の見直しや文献・索引の更新等を行う。
■第3版の刊行にあたって
本書の改訂版を1992年に刊行してから30数年が経過しましたが、幸いなことに、多くの読者に恵まれ版を重ねています。日本語文法の概説書として現在も一定の役割を果たしていることから、再度の改訂を行うことにしました。
第3版の作成においても、“わかりやすく、網羅的で、体系的な日本語文法の概説書”を目指すという基本方針を維持し、部と章の構成も改訂版を踏襲しています。節については、Ⅱ部6章の第5節とⅤ部2章の第4節を新たに加えました。
また、その後の知見に基づいて記述・説明に加筆修正を施すとともに、例文の差し替え・追加、用語の見直しを行いました。さらに、参考文献についても、改訂版の刊行以後に公刊された文献を追加し、アップデートしました。併せて、練習問題の補充も行いました。