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敬語は、日本語教師にとって指導が難しい項目の一つです。昨今、敬語の指導においては、敬語表現だけに着目するのではなく、人にどう接するか・受け手がどう理解するかなどを含めた「待遇コミュニケーション」という広い枠組みの中でとらえることが重要だと考えられています。
本書は、敬語指導に必要な知識や考え方を日本語教師が身に付けるために、まず、日本語の待遇コミュニケーションについて考え、その上で、敬語の形式や役割、敬語が使われる言語行動について詳しく見ていく構成となっています。日本語教材(『みんなの日本語初級』など)のなかでの待遇コミュニケーションの重要性、どのような表現が登場するか、授業での扱い方についても紹介されています。
日本語教育を学ぶ学生の方、現役日本語教師の方、日本語教師を目指す方におすすめです。