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「ビジネス日本語」の教え方は、依然としてテキストの会話と語彙を教え、暗記させるという方法が主流です。しかし、そのような教え方で、本当に「仕事に役立つ日本語」を学ぶことができるのでしょうか。
本書は、日本語会話の表現や文型に着目するのではなく、仕事の現場で必要とされる能力(問題発見解決能力や課題達成能力、異文化調整能力)の育成を可能にする「ケース学習」を提案しています。「ケース学習」は、現実に起きた事例(ケース)の解決策を、学習者同士で議論しながら導き出していくもので、ハーバードビジネススクールで使用されている「ケースメソッド」を援用して開発されました。本シリーズは、日本語の習得そのものではなく、ビジネスの現場で起きる問題を解決し、課題を達成できる能力、そして、異なる考え方を持つ人とも人間関係を損ねることなく仕事を進めていける能力を育てることを目指した新しい日本語教材です。